結束バンドは複数のコードやケーブルを束ねまとめるために使う配線材料です。
樹脂の柔軟性を活かした締め付けやすさや耐久性も高いため、配線結束用の資材として広く使用されています。プラスチック製の結束バンドを指すことが多いですが、取り外しが出来るリピートタイプやパネルなどに固定をする製品、バンドの部分とヘッドの部分が分かれた2ピースタイプなどのさまざまな製品があるのが魅力でしょう。ナイロンを使っている物が多いようですが、その他にも素材があり用途によって向いている使い方があります。
ナイロンは安価で生産出来て引っ張る力にも強く負荷がかかっても耐えられる素材です。他の素材としてはポリプロピレンやフッ素樹脂などが使われているものがあります。ポリプロピレンは、ナイロンと同じく強度が高いですが、ナイロンよりも酸やアルカリといった幅広い薬品に強い素材です。薬品に強いため医療器具にも使われています。フッ素樹脂は耐寒性や耐熱性、耐候性や耐薬品性がより高まっている製品です。
中でも耐熱性は150度以上の高温にも耐えられるため、温度が高くなりやすい場所にも使用することが出来ます。また、太めの配管を固定したり熱が発生する機械の補修時に使用したりする場合には金属製ステンレスが使えます。金属製のため他の素材よりも、はるかに高い耐熱性があり強度もあるため、重い物や高熱が発生する箇所に向いている素材です。結束バンドには、さまざまな種類や長さがあるため、用途や使用する場所にあった物を選ぶと良いでしょう。