結束バンドを賢く活用

太陽光パネル発電のケーブルには危険がいっぱい

原発に頼らない生活、枯渇性天然資源を浪費しないエネルギー源の発掘を目的として自然エネルギーが注目されています。

風力・資源ゴミのリサイクル・太陽光の利用などの方法がありますが、中でも期待度が大きく最近広く一般家庭にも普及しているのが、太陽光発電システムです。

ただし、企業が導入しているような大型の太陽光パネルによる発電システムは、都心部ではなく商業地や住宅地から遠く離れた遠隔地の広大な敷地に設置される傾向があります。遠隔地に設置された太陽光パネルのケーブルは、常にさまざまな危険に晒されています。ひとつは、盗難被害です。人口密度が少ない地域であるため、監視の目が届きにくいのをよいことに、ケーブルが盗まれる被害が発生しています。ケーブルの中の銅線は、海外との闇取引で高値で売買されています。

また、ゲーブルを覆っている被膜が樹脂などの場合は、紫外線や熱に弱いため、破損してしまうおそれもあります。そうなると、芯線が剥き出しになってしまい、漏電やショートの危険があるばかりか、最悪の場合は火災に発展する可能性があります。したがって、被膜を紫外線や熱にも強い耐候性のあるステンレス製のものにするなどの対策が必要になります。沿岸部に近いところに設置されている太陽光パネルであれば、ケーブルが腐食しないための塩害対策も必要です。潮風や波しぶきに含まれる塩化ナトリウムがケーブルの被膜に付着すると、被膜を腐食するおそれがあります。

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