配線ダクトと言われると、工事が必要なんじゃないかと身構えてしまいます。
実際には樹脂でできた筒やブロックと同じなので、誰でも簡単に組むことができます。使用する工具としては、カッターぐらいで十分です。きれいに切りたいと思ったら専用の切断器もありますが、組み合わせるときに隠れてしまうところが多いので、気にならない部分です。配線ダクトは樹脂製がほとんどで、ノコギリを使えば簡単に切ることができますが、わざわざ購入するほどではありません。
配置やレイアウトに応じて組み合わせますが、角や分岐には専用の中継バーツが使えます。L字やT字などの二次元的な組み合わせや部屋の角、天井から下に分岐するには、三次元的に分かれたバーツが便利です。このようにつなぎ合わせたいように組み合わせれば良いだけなので、ブロックのパズルで遊んでいる感覚になります。配線ダクトの取り付けは両面テープが使用可能で、工具を使う必要がありません。釘などをつかうと、不要になったときに原状復帰が大変です。
信号ケーブルであればそれほど重いものでないので、強力な両面テープであれば十分です。それぞれの機器の配置が決まったらレールを固定して、ケーブルを、収めてから蓋をはめ込みます。カチッと言う音がするまで押し込んだら完成です。あとは分岐にある部分に、それぞれのパーツを取り付ければ、完成です。やるまでは不安かもしれませんが、実際に着手すると簡単だとわかります。