結束バンドを賢く活用

配線ダクトにも適応されるUL規格とは

工業製品には、その製品の安全性や性能を証明する規格が示されている場合があります。

その対象には当然配線ダクトも含まれます。そのような配線ダクトに適応される規格で特に有名なのが、「UL規格」です。みなさんも一度は本規格名が表示されているのを何かの製品で目にしたことがあるのではないでしょうか。そんなUL規格は、「アメリカ保険業者安全試験所(UnderwritersLaboratoriesInc.)」が認証を行っている安全規格です。そしてその認証機関のイニシャルから「UL」という名前が用いられています。

その認証の目的は、材料や装置、部品、道具などさまざまな製品の機能や安全性を標準化することにあります。特に、アメリカ合衆国では電気製品のほとんどがUL規格の認証を受けていると言っても過言ではないほど浸透している存在です。そもそもその認定を前提として輸出設定されることも多く、米国を対象に取引を考えている製品に対しては認定の取得を必須と考えるべきと言えるでしょう。また、火災保険業者の中には規格のないものを保証の対象外としている場合もある点には注意が必要です。

なお、配線ダクトに対しては製品そのものではなくそのダクトに採用されている樹脂に対する認証であることが多いです。その詳細についてはULのホームページで全世界の認証例のデータベースを確認できるので、安心安全な環境で配線ダクトを使うためにも規格表示の有無を購入時の評価基準に加えておくことをおすすめします。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *