ぐちゃぐちゃになっている配線やケーブルを束ねてスッキリさせるのに便利なのが結束バンドです。
結束バンドは100円ショップなどでも安価に入手できるので、買いだめしていつでも使えるように工具箱に入れている人も多いでしょう。100円ショップなどで普通に売られている結束バンドはナイロン66という素材で作られている場合が多いですが、このナイロン66は、水分を吸収しやすいという特徴があります。しかし逆に乾燥しやすいという特徴もあり、特に冬季などの空気がカラカラになりやすい時期などには、バンドが乾燥してしまいやすくなるので注意しなければなりません。
乾燥してしまうと滑らかさがなくなり束ねる作業がやりにくくなったりする弊害が出ますし、バンドが脆くなって切れやすくなる場合もあります。もし乾燥してきてしまったら、密閉できる袋の中に水分を含んだ布などと一緒に入れておくといいでしょう。そうすればバンドに水分が吸収され、再び使いやすくなり強度も戻るはずです。
あまり一般には知られていませんが、ナイロン66には塩害に弱いという性質もあります。部屋の中でケーブルを束ねる用途で使うだけなら何も問題はありませんが、海水が激しく打ち寄せるようなところや、凍結防止剤などがたくさん散布されるところでは、塩害によって結束バンドの劣化が急速に進み、酷いと切れてしまうことがあるので気をつけましょう。ナイロン11などは塩害に強いので、そのような素材で作られているのを選ぶといいかもしれません。
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