照明ライト用の配線ダクトの導入時には、いくつかのメーカー品から購入でき、品質の良いものを選ぶことは当然として、加工を前提にしている方は、いくつかのチェック項目を把握してから選ぶことが必要です。
長さを事前に確認しておき、不足している時には接合可能な配線ダクトも見つけておくと後から失敗に感じることは無くなります。1列の単線でも並列でもコの字型でも接合可能な加工パーツは見つけることができるので、導入の際には使える汎用パーツをチェックすると扱いやすさを体感できます。電源取りの引っ掛けシーリングから離れた場所に単独で取り付けたいという作業でも、加工用の電源供給可能なパーツはあり設置は意外と簡単です。
配線ダクトの場合は、メーカーによる違いはありますが、多く流通している製品は白色か黒色、ステンレス素材のシルバーが殆どです。この既製品の色を加工することを決めている方は、カラーチェンジしたい色により選択肢は変わります。塗料スプレーを用いる際には、白色系を選んでおけば施工をしやすくできます。同時に購入するライト本体も塗り替え加工を施すことが前提であれば、やはり白色系を選ぶことが良い選択肢です。一部のメタリックカラーを使う際には黒色系、キャンディカラーを使う際にはシルバー系という選び方も間違いではありません。
配線ダクト本体とライト本体に対して塗料ではなく、ラッピングシートで模様を付けることを希望している際には、ダクトは自由に選べ、ライト本体はシートを貼り付けやすいように円筒状のカバーのタイプを選べば作業は簡単です。ラッピングシートでの施工はやり直しできるので問題になりませんが、塗料を使う際には通電する金属部分のマスキング処理は欠かせません。